休日に家族を乗せてドライブ!というような、ファミリーカーとしての人気が高い「マツダ・MPV」。
適度な大きめなサイズで使い勝手も良いとされている車両だけに中古車としての人気も高くなっています。
そんなマツダ・MPVを中古車で購入する前に知っておきたいことをまとめてみた。

日本初となるミニバン、マツダ・MPV

この車が登場したのは1988年、現在のミニバンブームが起こる前にこの車は発売されました。
その頃は当然ミニバンブームという時代は起こっておらず、車両価格も355万円という少々お高い金額でしたので、ほとんど国内で販売されることはなく、ほぼ北米向け専用車となったのです。

その後ミニバンブームが始まると同時にこの車の売り上げも徐々にあがり、今や現行モデルは3代目となり、2.3L直噴ターボエンジンやマルチリンク式リアサスペンションや、左右スライド330mmの前後スライドが可能な2列目シートを採用するなど、室内の広さはもちろん走行性能も充実した内容で、ファミリーカーとして十分だ!と言える内容の装備が施されている。

MPVの中古車は低価格で購入しやすい

MPVの出始めの頃は販売台数もそこそこ人気の高い車両でしたが、今やトヨタ・アルファードやエルグランドなどの人気ミニバンがごろごろひしめき合っており、残念ながらこの車は「人気のない」という部類に入ってしまっているのです。
ただ、車の性能としては十分充実しているので、不人気な分だけお得に購入できるということでもあるのでオススメなのです。

MPVの中古車事情とは

この車の中古車との中心となっているのが2006年から2016年に発売されていた3代目モデルとなります。
その2006年から2016年の中古車販売価格を見てみますと、15万円から324万円となってます。
その15万円という一番安い価格となっているのが、2006年式「2.3 スポーツ 4WD」で走行距離が111.000㎞となり、324万円の一番高い価格の車両は2015年式「23S Lパッケージ 4WD」の走行距離が18.000㎞でした。

ちなみに年式、走行距離などこだわらず、とにかく一番安い車両が欲しいという場合、2000年式の車両で走行距離が150.000㎞で車両価格が8.000円という車両が販売されています。
車両本体価格と諸費用など入れても総額20万円を切ると思われますから、とりあえず車が欲しいなんて方には良いかもしれません。

3代目MPVの中古車の購入時のポイントとは

MPVは3代目となる車両は、ターボエンジンモデルが殆どで、車重の重いミニバンの走りに有りがちな力不足感を感じさせない軽快な走りが何と言っても魅力的です。
また、マツダというブランドで結構値落ちしている部分もあり、車の性能だけを見れば良い車!でありながらも車両によっては100万円以下で手に入れることが出来るのも中古車の嬉しいところであります。

さらにこの車はハイオクガソリン仕様となるのですが、燃費もそれ程悪いとは言えず、街乗りで9km/L、高速走行では10km/L程走ってくれるのです。
もしこの3代目MPVを中古車購入するのであれば、おすすめはターボエンジン搭載モデルの「23T」になるでしょう。

ターボ車によくある故障のチェックも忘れずに

ターボエンジンはとても軽快でチカラ強く、この車ではオススメする箇所なのですが、やはりターボ部分に何らかのトラブルが発生することも多々あります。
そのトラブルとして考えられるのが、ターボ内にオイルが漏れそのオイルが燃焼、白煙となりテールパイプから排出されるというのが一番多いトラブルとなっています。

この不具合は以前リコールとなっており、こういうリコールに対し迅速に対応していた車両なのかを徹底的に確認することが必要です。
万が一確認せず、そのようなトラブルが発生した場合、ターボチャージャーを交換しなくてはならなくなり、修理費用も莫大な金額となってしまいます。
こうした余計な出費を事前に防ぐ為にも、購入前のチェックは怠らずにおこなうようにしてください。

最後に、この車はミニバンとしての性能もしっかり備わっておりとても良く出来ている車と言えますし、なんといっても価格が他車に比べると低価格で手に入れる事が出来るというのが魅力的であります。
今後ミニバンを中古で購入しようかなとお考えの方は、今回紹介したマツダ・MPVもオススメなミニバンです。