デリカD3と言えば三菱が販売しているミニバンですが、車自体は日産NV200バネットのOEM供給を受けており、一見はNV200バネットですが、エンブレム類の他、フロントバンパーやフロントグリルなど専用設計となっているので、NV200バネットとまた違った雰囲気がこの車にはあります。
また、室内がとても広く、積載能力に優れていますから家族でレジャーなどにも適している車です。

使い勝手が良く実用性も高い車だけに、この車の買取相場は高いのか?それとも低いのか?気になるところです。
今回は、デリカD3の買取相場について紹介していきますのでチェックしてみてください。

デリカD3とは?

デリカD3が登場したのは2011年で、先程も記述しましたが日産の「NV200バネット」のOEM車両です。
サイズは全長4,400mm×全幅1,695mm×全高1,850mmと、ややコンパクトではありますが、室内空間は一際広く、とても居心地の良い空間となっています。
さらにNV200バネットには標準装備ではないUVカットプライバシーガラスやスライドウインドウが標準装備となりますので、
製造本家よりむしろレベルが高いような、そんな印象も感じられます。
また、走行性能も充実しており、エンジンは1.6Lの直列4気筒DOHC搭載で、とてもスムーズに加速してくれます。
ただトルクそれ程大きくはないので、あまりチカラ強さは感じられませんが、街乗りメインであれば何ら問題のない車です。

デリカD3の買取相場は?

デリカD3の現行モデルのラインナップですが、とてもシンプルで「M」と「G」の2種類。
価格は「M」が2,008,800円で「G」が2,106,000円となっており、ほぼ変わらない価格設定です。
では続いて中古車市場におけるこの車の状況を見てみますと、中古車としての流通量は非常に少なくその数およそ20台。
中古販売価格も73万円~159万円となっており、比較的お求めやすい価格とされています。

では、デリカD3の買取相場はどうなっているのか見ていきますが、新しい年式の車両はまだ売却する人がいないため、買取でメインとされている平成23年式~平成25年式の車両での相場を紹介していきます。
なかでももっとも高い買取額となっている車両は平成23年式「G」で66~84万円とされています。
次に平成24年式の「G」で64~81万円となり、平成25年式「G」の63~80万円と続きます。
買取では、やはり高いグレードの「G」が中心です。

というように、デリカD3の買取相場はこのような相場とされているのですが、もっとも高額とされている車両で66~84万円で、当時の新車価格は198万円という価格ですので、それと比較しますと、この車の買取相場はあまり良い相場であるとは言い難いところではありますが、三菱のデリカシリーズはそれなりに知名度も高く人気もありますから、大きな値崩れまでは心配なさそう。
とは言え、車両の状態や走行距離数などでも相場は著しく変化してきますので、この車を少しでも高く売却したいとお考えの方は、売却の時期にこだわると良いかもしれません。
また、中古車市場においてこの車はとても流通量の少ない車両となりますから、内外装ともにキレイで、状態の良い車両であれば、それなりの買取額は見込めるかと思いますので、一円でも高く売却出来る様、出来るだけ多くの買取店を回るようにしてください。

デリカD3は多彩な用途が楽しめる車です

この車の買取相場を見てみると、確かにあまり高額な水準ではありませんし、他車の人気ミニバンと比べると、人気も知名度も決して良いとは言えませんが、この車はもともと商用車ベースで作られており、耐久性にも実用性にも優れている車ですので、ファミリー層にも需要はありますし、荷室スペースにベッドを設置したりするなど、他のミニバンとは違がった自分自身でアレンジすることが可能な魅力ある車です。
そういったカスタムベース車としての需要も十分ありますので、そういった需要を考え、日頃から内装を綺麗に保つようにするのが重要だと言えます。