ランサーエボリューションは三菱を代表する車で、とにかく早い車として人気を誇る本格的スポーツカーです。
この車が登場したのは1992年、日本ではもちろん、海外でも人気が高くその知名度はとても広いものがありました。
また、この車は買取相場も思いのほか高い車ですので、今後この車を高く売却したい方の参考となるよう買取相場について紹介していきます。
まずランサーエボリューションは1992年から発売され、2007年に「その進化は、一瞬で次代を抜き去る。」というキャッチコピーとともに新型が登場し、通称“エボX”の名称で親しまれており、発売年における販売目標は4000台と発表されておりました。
その後ランサーエボリューションは幾度もマイナーチェンジを行ってきたが、2014年にツインクラッチSST搭載車は生産終了となり、5MT車だけは生産を続けていましたが翌年2015年をもってランサーエボリューションは生産終了となりました。
尚、2015年にこの車の特別仕様車である「ランサーエボリューション ファイナルエディション」を限定台数1,000台のみの販売を行ったところすべて完売。
生産終了したにも関わらず、後に特別仕様車が限定販売されるほどこの車のファンが多く存在するということが感じられます。
そんな人気のランサーエボリューションは、一体どのような買取相場になっているのか見てみましょう。
冒頭でも紹介しましたが、この車は本格的スポーツカーとして作られて車です。
この車自体根強いファンも確かに沢山存在し、人気車種ということではあるのですが、中古車市場においてのこの車の一般的な需要は良いというものではありません。
ランサーエボリューションはハッキリ言って趣味性が高い車となるため、実用性の部分では劣ってしまうので買取も業者によっては大きく差が出る車となります。
買取業者によっては2001年式、2002年式などの低年式車だとしても、条件さえよければ50万円以上の買取査定がついたという実績もあり、通常この車と同じようなレベルの他車で15年以上も型落ちしている場合、ほぼ査定ゼロとなるものが殆どですので、それを考えるとランサーエボリューションの評価は際立っています。
ちなみに10年落ちでも100万円を超える査定がつきますし、現行モデルであければ200万円以上の買取相場になる可能性も持っています。
ただこのような高値水準は、いずれも車の質が上質という場合ですのでご注意ください。
次にこの車の高価買取を狙うには、まず走りに重要な整備記録簿などがあった方が良いです。
この車は走りが命のような部分が多々あるので、しっかりメンテナンスしてきたかの記録はあった方が断然強いです。
また、車高調やアルミホイール、エアロパーツなど走り屋が好きそうなカスタムをしているとこの車に関しては査定はプラスされるでしょう。
ミニバンなどの一般に人気のある車だと、やり過ぎたカスタムは、査定の際かえって印象が悪くなりがちなのですが、ランサーエボリューションの場合、逆にそういったカスタムをしていた方がより高い査定額が付く傾向にあるのです。
もう一度言いますが、ランサーエボリューションの購買層は家族でドライブに行ったりスーパーへ買い物に行ったりする為に購入する車種ではありません。
ドライビングを本格的に楽しみたいと思っている人がターゲットの車種です。ですから若者やそのような層が好むようなものが高額な買取相場となるのです。
そういった点を踏まえるとエアロパーツや車高調、LED、HIDといったカスタマイズは高額査定を引き出してくれるアイテムとなるのハズです。
燃費重視のエコカーが中心にある昨今。この車は少々時代と反しているのですがそういう車だからこそ買取業者によって査定に大きな差が生まれるのです。
こうした事情を考えると、もしあなたの車がカスタム仕様となっている場合、買取業者は普通のお店ではなくカスタムカーを専門としている専門店に持っていった方が賢明でしょう。
さらにこの車は海外でも高い人気がある車種ですので、海外での販売ルートを持っている買取業者に当たってみるのも良いかもしれません。
ランサーエボリューションみたいな少々特殊とも言える車は様々なルートを探してもらうとより高い買取相場で買い取ってもらえる可能があるので、出来るだけ多くのところで査定してもらうようにした方が得策であると言えます。