ベンツの中での中核を担っているモデルと言えば「Cクラス」または「Eクラス」というように挙げられるでしょう。
中でもCクラスの価格は若干低めということもあり、人気の高いモデルとなっています。
とは言ってもやはりベンツ!Cクラスでも新車となると結構高いので、お得に買える中古車という選択肢も決して軽視は出来ません。
そんなわけで、今回ベンツCクラスの中古車事情などを紹介していきますので、
この車を中古で買おうと検討されている方は参考にしてみてください。
中古車市場におけるベンツCクラスの動向とは?
まず、ベンツCクラスが初めて発売されたのは1993年で、Dセグメントの乗用車として登場しました。
モデルタイプは「セダン」、「ステーションワゴン」、「2ドアクーペ」というように、豊富なモデル設定で、現行モデルであるW205(4代目)においては「カブリオレ」というモデルの生産も予定されているとのことです。
そして中古車市場としては、4代目のW205型は2013年末に発表されまだ日が浅く新しいモデルとなるため、先代の3代目「W204型」の珠数が多く、また良く売れているのもこのモデルとなります。
また、3代目は2007年から発売されておりまして、比較的現行モデルに近い外観を持っているので、中古車と言えどもベンツ所有のオーナーとして満足できる車両ではないでしょうか。
ベンツCクラスの中古車価格相場
ベンツCクラスの中古車相場の価格帯は317.9万円~748万円となっており、その平均金額は447.9万円でこの車両の珠数はおよそ870台ほどとなっています。
なかでも中古車として珠数が多い2007年式~2014年式の在庫車は400台ほどと、Cクラスの大半はこのW204型モデルが占めています。
そして2007年式~2014年式モデルの価格帯を調べてみますと、一番安い車両でおよそ65万円、一番高い車両でおよそ368万円となっています。
さらに詳しく見ていきますと、一番安い車両とされているのが2007年式「C180 アバンギャルド」で総走行距離数が32,000㎞という内容の車両です。
一方の一番高いとされている車両は、2013年式「C350 アバンギャルド ユーティリティパッケージ」で総走行距離数が14,000㎞とういう車両です。
というように、この車の中古車価格を見てみると比較的新しい2013年式モデルで14,000㎞しか走っていない車両でも370万円前後と、比較的手に入れやすいとされる金額にまで下がっていることが分かります。
もちろん年式が新しくなればなるほど基本的に価格は高くなりますので、中古で購入するならば、2013年式の車両が一番オススメ出来るモデルです。
ちなみに、Cクラスで一番高い車両は2015年式「C450 AMG 4マチック 4WD」で総走行距離数40㎞のほぼ新車なみの車両でおよそ748万円となっています。
中古で750万円を出すというのはちょっといただけないかなという感じがしますね。
低年式車、低価格車を購入する際の「故障」というリスクも注意したい
ベンツCクラスに限らず低年式車というのは、やはり故障などのトラブルが起きやすいのも事実です。
メルセデスベンツという車は比較的耐久性に優れており、若干トランスミッションやエアコンなどの性能が弱いものの、大きな故障は少ない車両です。
ただし、それは比較的新しめな車両であり、例えは1995年式~2005年式くらいまでの車両は、国産車では考えにくい箇所の不具合が生じるなど、修理や交換が必要となる場合が多々あるようで、故障した際の修理費用も国産車より3倍程は割高となるということを想定しておいてください。
もし故障の際の費用が心配であるならば、しっかりとしたベンツ認定中古車の中から選び、それに見合った保障プログラム付きの車両を購入するようにしてください。
ベンツCクラスは3代目モデルがオススメ
このモデルは中古市場において珠数が多く、比較的コンディションの良い車両を選ぶことができ、さらには「セダン」「ワゴン」「クーペ」など幅広いボディタイプからも選ぶことが出来るのでとてもオススメ。
また、新しめな年式の車両であれば、大きな整備をせずCクラスの良さを十分愉しんでいただけるでしょうし、何より価格帯も驚くほど高額なものではありません。
ですので、初めてベンツを購入するという方にも、Cクラスはオススメできる車両なのです。