メルセデスベンツのEクラスと言えば、富裕層や社長車として所有されているというイメージの車と思われがちですが、ベンツの本国であるドイツではタクシーの殆どがEクラスを使用しているなど本国ではメジャーなクルマなのです。
また、Eクラスはベンツの主軸を担うモデルであり、一流ブランドの主軸に位置する車だけにその買取相場も期待出来るものがあります。
で、今回はこの車の買取相場を中心に紹介していきます。
ベンツの主軸を担うEクラスも2009年にフルモデルチェンジを行い、2代目から続いてきたこの車の伝統である楕円型4灯式ヘッドライトも四角いヘッドライトへと変更され、どちらかというとSクラスのデザイに近づくようなデザインとなり、何と言ってもベンツの主軸を担う車種だけにモデルラインナップは豊富で、「クーペ」「カブリオレ」「AMG」など豊富なモデル展開をしております。
まずこの車の新車の販売価格を見ていくと、一番低モデルで「E 220 BlueTEC AVANTGARDE」で6,870,000円で、さらに一番高グレードで「Mercedes-AMG E 63 S 4MATIC」17,270,000円となっており、幅の広い価格帯を見てもこの車の多彩なラインナップが伺えます。
ただいくら多彩なモデルラインナップと言って約700万円からのスタートとなっており、かなり高額車両となっているので新車ではちょっと手が届かない・・・。
でもEクラスがどうしても欲しいとなれば、中古車で何とか手が届くかもしれないということで中古車としての需要は高く、特に維持費などのランニングコストを考慮し、E250の2.0Lモデルの比較的エンジン排気量の小さなモデルが比較的動きが活発です。
また、ここ最近では景気や為替の関係等でこの車に対する値崩れはそれほど大きくはなくなっているとは言いますが、それにしたって新車購入価格から比べてみると買取相場は安めとなります。
もし売却を考えているのであれば、1、2回目辺りの車検時を目安に売却を検討するのが丁度良いでしょう。
では平成25年式から平成27年式の比較的新しめな年式の買取相場をみていきますと、一番買取価格が高額なもので「平成26年式 E63 AMG」でおよそ690万円~717万円となっており、その下が「平成25年式 E63 AMG」でおよそ643万円~668万円。さらにその下が「平成26年式 E250カブリオレ」でおよそ436万円~460万円となっており、その下に来るのが一番新しい年式の平成27年式は「E250」およそ389万円~414万円となっています。
結果、この車で買取相場が一番高いのは「AMG」モデルということになります。
AMGは元々の販売価格が高額ですので、このような結果になるということは自然のことだと言えます。
また、この車は比較的年式の古めな車両でもそこそこの買取価格は付いているようで、例えば2002年式のE240でおよそ110万円。
そして2009年式のE350でもおよそ350万円程ついたという実績もあり、買取の面で輸入車というのは比較的不利と言えるのですが、ベンツ・Eクラスに関してはまずまずと言った相場と言えるでしょう。
但し、やはり買取相場、ベンツと言えども走行距離が多く初代モデルやそれに近い低年式車は正直期待はできません。
例えば8年落ちくらいのE350で、総経距離もごく標準の場合であっても100万円つかないというケースもざらにあるのです。
さらに10年落ちを超えるような場合には、大幅な買取査定ダウンが予想されます。
もちろん査定をする車の状態にもよるのですが、どんなに状態が良くても驚くほどの差はないでしょう。
メルセデス・ベンツという車は世界中においても知名度は高く人気もあります。
国内でも輸入車の中で最も売れる車とされており、売却時もアメリカ車などの輸入車に比べて最も相場が値下がりしにくいとされている車なので、あなたのEクラスを欲しがっている買取業者もいるといます。
低年式だからと諦めず、ここだ!という買取業者を見つけ出してくださいね。