車が好きな方ならば、メルセデス・ベンツのSクラスと聞くときっと憧れの車だと思うのではないだろうか。
それもそのはず、Sクラスはメルセデス・ベンツの中でも最も上級クラスに位置するクルマであるから当然です。
何にせよSクラスというのはメルセデス・ベンツの中でも最高クラスの車ですので、その買取相場も気になるところ。
まずはこの車についてですが、1972年にW116型として発売され現行モデルはW222型となり6代目Sクラスとして2013年から発売されています。
この車の魅力はというと、ボディサイズと走行性能にあります。
とにかく大きいボディーサイズ(全長5020mm)でゆったりと運転が出来き、その大きいボディーサイズを感じさせないくらいハンドルもよく切れるので小回りが効くということ。
さらに高速走行時に至ってはバツグンの安定感で高級車であるこの車ならではの安心感を感じさせてくれます。
また、2013年にフルモデルチェンジとなった現行モデル6代目では品格のある美しいボディラインが印象的なショートモデルとロングモデルがあります。
まず、この車の中古車市場を見ていきますと、中古車市場でのこの車の人気はベンツの中でもトップクラスの人気があります。
現在一番低価格で売られているモデルで「平成11年式・S430」で25万円で販売されており、一番高値で売られているモデルは「平成27年式・Mercedes-Maybach S 600」の2380万円で中古車市場に上がっております。
ちなみに一番高額で売られているMercedes-Maybach S 600の新車販売価格は2600万円なので、一年落ちでおよそ300万円の差が出ているわけですね。
次にこの車の買取相場を見ていくと、買取市場においてももっとも珠数の少ないとされている「ベンツ・AMG」がもっとも希少価値があるとされており、最も高額な買取価格がついています。
また、買取相場における人気グレードは「S550」モデルとされているので、良い状態であれば高値水準の買取価格も期待できます。
では、平成25年式から平成27年式までの比較的新しめなSクラスで最も高値での取引されている車両をグレード別で相場を見てみます。
まず平成25年式からですと「平成25年式・S550ロング」でおよそ818万円~1025万円。
次に平成26年式「S400・ハイブリッド」でおよそ682万円~707万円、「S550ロング」でおよそ851万円から935万円、さらに「S600ロング」でおよそ1339万円~1364万円、
「S63 AMG 4マチックロング」ではおよそ1375万円~1400万円となっております。
一番新しい平成27式では「S550ロング」でおよそ1175万円~1200万円で、「S63 AMG ロング」で1393万円~1418万円となります。
やはり元々が高額ゆえ人気の車両ですから、年式の新しいものに関してはそれほど値崩れしていないという印象があります。
また、こうして相場を見てみてもわかるように買取の中でも主流となっているのが平成26年式のモデルとなります。
ただ、今紹介してきたのは比較的新しい年式のものであって10年落ちを超えるような低年式車も存在します。
いかに高級車でベンツ・Sクラスであるとはいえ、セダンタイプの低年式、加えて多走行車となるとやはり査定額は正直期待できません。
中古車市場全体を見ても昨今はエコカーやミニバンなどの実用性の高い車両が主流となっているので、セダンタイプは需要があまりない部類に入ります。
よってSクラスもその需要の少ない部類に入りますので、10年以上落ちの低年式車や走行距離の多い車両については残念ながら期待できないのです。
ただ、5代目のW221ならまだ需要がそこそこありますし、10年落ち以内ですので200万円以上の査定額はつきそうです。
とは言ってもそれほど期待するような査定額には届かないのが殆どですね。
この車を売却するとするならば、やはり買取店選びは重要になってきます。
例えば、他車種をたくさん扱っている買取店よりかはベンツ専門としているお店の方が高く買い取ってくれるかもしれません。
メルセデス・ベンツ・Sクラスというのはベンツの中でも最高級モデルという特別感を持っています。
中には熱狂的なファンも多く存在しているので、そういったファンは通常の中古車屋には行かず、専門店に行きますのでその分売りやすくなります。
ですので通常のお店で査定をしてもらうより、需要のある専門店で査定をしてもらうことをおすすめします。