【ベンツVクラスの買取相場はどうか?】

メルセデス・ベンツと言えば高級セダンや高級ステーションワゴンが有名ですが、そのセダンやステーションワゴンの他に、唯一一台ミニバンの存在があります。それが「Vクラス」です。
この車は左右にスライドドアを備え、シート配列も2+2+3という7人乗りとなり、大人7人がゆったりと座ることが出来るので、特にファミリー層にはとても人気のある車です。
そんな高級ミニバンである「Vクラス」の買取相場を、今回は紹介していこうと思います。

Vクラスとはどういう車か?

まずはこの車がどんな車なのかを紹介すると、この車が登場したのは1998年で「V230」が発売され、その後いくつかグレード追加はあったものの、生産中止となり残ったのは「V230」のみとなり、2003年から「Vクラス」から「ビアノ」という名称に変更となったのですが、
2006年のマイナーチェンジの際、再び「Vクラス」という名称に戻り、現在に至ります。
というように、少々落ち着きのないという印象もありますが、ただそこはメルセデスベンツ。
車としての性能は高く、実際走行してみて国産の大型ミニバン「V6・3.5L」と比べてみると、最大トルクは38.7kg mと、とても大きく100km/h前後ならば1000回転台ほどで楽々走行が可能。
このような力強さを発揮してくれる車というのはミニバンユースにとってはとても嬉しい。
さらに現行モデルはディーゼル車のみの設定で、ガソリンと比べて燃料が安いというのも嬉しい。

というように、Vクラスはただ単にメルセデスベンツというブランドだけではなくミニバンとしての魅力も十分ある車です。

Vクラスの買取相場について

さて、この車が大体どういった車なのかわかってきたところで、本題である買取相場について紹介していきます。
まず現行モデルのラインナップですが「V220d」、「V220dトレンド」、「V220d アバンギャルド ロング」、「V220d アバンギャルド エクストラロング」、「V220d スポーツ ロング」の全5種類とされており、そのうちもっとも安いモデルは「V220dトレンド」で550万円となり、
一番高いモデルは「V220d スポーツ ロング」で819万円という価格設定です。
次に買取相場を見ていきますと、買取相場でメインとなっているのは平成25年式の車両です。
なかでも相場がもっとも高いとされているモデルは平成25年式の「V350 アンビエンテ ロング」で258~283万円です。
次に、同年式の平成25年式「V350 アンビエンテ」で244~269万円とされています。
さらに平成24年式「V350 アンビエンテ」の218~243万円 と続き、平成23年式「V350 アンビエンテ ロング」195~220万円 というように、この車の買取相場は続いていきます。
また、比較的古い年式に車両についての相場を見てみると、例えばマイナーチェンジが行われた2006年式の車両だとすると、その相場は13~16万円と相場は低くなります。

ちなみ、現在この車の買取平均価格は252.9万円で、半月前は203.5万円でしたので、その買取平均価格は49.4万円も値上がりしていることになります。
では次に、中古車市場におけるこの車の動向を見てみますと、この車の流通量は比較的少なくおよそ130台で、販売価格は24万円~1690万円とされています。また、その平均販売価格は674万円と平均販売価格も高額であることから、この車の買取相場は、状態の良い車両であれば高い水準の買取も期待出来るということになります。
とは言え、フルモデルチェンジが行われると、前のモデルの相場が一気に下がってしまうというベンツ独特な傾向があるため、この車は年式が古くなるにしたがって、相場も安くなっていくと考えて良いでしょう。

Vクラスを売却するなら

この車を購入したいと考える購買層は、比較的経済的にも余裕のあるファミリー層がメインとなります。
その様な人たちは車にこだわりを持つ人が多く、ボディにある小さなキズや内装の汚れなどは特に嫌います。
ましてやメルセデスベンツという高級ブランド車ですから、それに相応しい状態であるかが重要となります。
今一度ご自身の車の状態を確かめて、何か問題等あるならば、早急に対処するようにしてください。
基本的にこの車の買取相場も高く、中古車としての需要も高い車とされています。
少しでも査定が高くなるようにしっかりと良い状態を保ち続けてください。