BMWの中でもマルチユース寄りのX1。
同シリーズでX3・X5・X5Mもありますが、一番小さいサイズがX1になります。ブランドネームの時点での価値もそうですが、ダウンサイジングが好まれる日本ではコンパクトや程よい小ささは需要があるものです。
車のジャンルとしてはSUVなので駆動方式はもちろん4WDですが、BMWが一貫してきた伝統のFRもあります。
某車種と同じで、正面からの見た目はセダン、後ろからの見た目はワゴンっぽいので、一粒で二度おいしい感じなってます。決して高級と言う訳ではないですが。
新車価格は400万円で足りる程ですが、販売開始年度が2009年からと新しめではあるので、買取相場に期待がもてそうですね。

しかし、過度に期待していると実際の査定価格が低かった時に「えぇ!そんなもんなのかよ・・・」とショックを受ける事になるかもしれませんよ?大丈夫かと思いますが・・・。
転ばぬ先の杖、ぬか喜びでげんなりしないように実際の買取相場を下記に挙げます。
初代X1、E84型。2009年から2015年まで販売されていました。
定員は5人、全高は1.5m程なので、機械式駐車場に入るサイズです。都会ドライバーにとってはうれしいポイントですね。排気量は2.0Lと3.0Lで、ガソリンとディーゼルのどちらかから選べます。日本に限った話ではないですが、海外でも「車はバカデカけりゃそれでOK!」なんてことはないようで、X1ぐらいのサイズの車は人気があります。
国内業者は勿論ですが、輸出目的で買い取ってくれる業者さんにも見てもらった方がいいかもしれませんね。
マニュアルは6速、ATでも6速なので、どちらでも快適な走行が可能。
顔つきはワイルドさが感じられ、BMWの特徴ともいえるセンター分けグリルは健在です。
人口が多い都会でも実用性が高くて人気がある。と言う事は中古車市場でも需要が高い。買取相場もきっと・・・。

実際の所は、FRモデルで90万円から160万円、4WDモデルで130万円から180万円が相場になっています。インテリアが少しグレードアップしたXラインの場合は10万円程高くつくことがあります。
スポーティ感あふれる「スポーツ」グレードの場合は200万円前後、左記モデルの上質版「Mスポーツ」は230万円程になります。

やはりSUVなので4WDの方が高いようです。アクセルワークに素直なFRもいいですが、用途的な事を考えるとそうなってしまいますよね。ターボモデルに乗ってサーキットでスポーツ走行もありかと思います。
年式の新しさやブランド力のおかげで、査定額も安心じゃないですか?売りたい時に売っちゃいましょう。
2代目X1、F48型。2015年以降販売され続けている現行車種です。
ミニクーパーの設計図と同じ構造を元に作られていて、先代に比べて室内空間が広く居住性が向上しています。
顔つきはあまり変わっていませんが、エンジンのダウンサイジング化で新たに1.5Lがラインナップされる事に。
残念ながら時代の流れに沿う事になってしまったのか、駆動方式のFRは無く、FFか4WDの二択になってしまった。
個人的には運転の喜びを感じるFRは残しておいて欲しいものですが・・・。6速マニュアルがあるだけまだましなんでしょうか。

買取相場の方ですが、年式が新しすぎる為まだ相場の情報がありません。
あくまで予想ですが、先代の相場があれだけの査定額なので、現時点では250万円から300万円程度で買い取ってくれるのではないでしょうか。
とにかく高額で買い取ってもらえるんだ!やったぜ!と頭に入れておきましょう。

グレード展開は先代と同じですが、内装の細かいデザインなどが変更されている他、低燃費性能が向上していてリッターあたり15kmぐらいで走行出来るようにもなりました。(ちなみに先代はリッターあたり10km以下です)
そういう意味では、これからの中古車市場での高需要度は下がりそうにないですね。

X1の買取相場は急下落しそうにもないので、余裕をもって査定に出せる車種かと思います。