ドイツの大衆車、BMW・3シリーズ。初代が販売されたのは1975年。
特徴的なセンター分けのグリルは昔から健在し、こだわりのFRも全代一貫。(一部モデルは4WDもあり)
車名の後のアルファベットはそれぞれ、iとisはガソリン、Aはオートマ、xは4WD、Cはクーペ、dはディーゼルを意味しています。
BMWの中では多く売れている3シリーズ。
ネームバリューもあるので買取相場は期待できそうですが、実際はどうなっているのかを挙げていきたいと思います。(初代と2代目はマニア間での買取相場になるので割愛します)
3代目3シリーズ、E36。1994年から2000年まで販売されていました。
2代目の丸目4灯ヘッドライトは廃止され、普通のヘッドライトになりました。
居住性と安全性を考慮し、ボディサイズは少し大きくなり、乗り心地が改善されたのも大きな変更点です。
買取相場は30万円から50万円と、低め。もっと高額売買が望めるかと思っていただけに、個人的には残念です。
E36コンパクトという廉価版モデルもありますが、こちらは10万円から30万円となっています。
BMW専門の業者さんに見てもらうと、少しは査定額が上がるかもしれません。
4代目3シリーズ、E46。1998年から2007年まで販売されていました。
前期型と後期型ではヘッドライトのデザインが若干異なり、前期は端が垂れていて、後期は平行になっています。
2003年モデルからはキーレスエントリーが赤外線から電波式に変更されているので、利便性も向上しています。(赤外線式は反応が悪かったり角度がちょっとシビアで不便ですよね)
気になる買取相場の方ですが、40万円から60万円となっています。
車高を下げて専用サスとバンパーを装備したMスポーツモデルでは、20万円程査定額が上がる事があります。
5代目3シリーズ、E90。2005年から2012年まで販売されていました。
ボディサイズが更に大きくなり、当代では後部座席の居住性があがりました。
ガソリンエンジンは4気筒と6気筒の2種類、ディーゼルターボエンジンもラインナップされているので、様々なシーンでの需要があります。
ランフラットタイヤが標準装備されて、パンクしてもある程度の距離を走る事が出来るのでスペアタイヤはありません。
買取相場は上がり、110万円から180万円と高額。
先代と同じくMスポーツモデルがあり、最高で100万円ほど査定額が上がるので、グレードのチェックは必須ではないでしょうか。
6代目3シリーズ、F30。2012年から販売されている現行車種です。
センター分けグリルはそのままで、ヘッドライトやその他外観は一新。ボディタイプは4ドアセダンとステーションワゴンの2つのみに減りました。
変速機は6速MTと8速AT。8速ATは従来の6速ATよりもスムーズに加速できるので、人気が高いです。
買取相場は180万円から270万円。金額的にはやっとBMWらしくなってきたかと思います。
ツーリングMスポーツやラグジュアリーというグレードでは360万円になる事も。
まだまだ新しいグレードや販売して間もないものもあるので、相場が出ていないグレードもあります。
BMW・3シリーズ。フルモデルチェンジ後の買取相場が下がる傾向にあるので、絶版車になるまで所持して、プレミアがついた時に売るのもありではないでしょうか。